シモキタの街に巨大な“月”!?アートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2025」今年も開催!
2025/09/04 文:Meadow編集部
“シモキタ”こと下北沢の街を舞台に「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2025」が今年も開催される。
「ムーンアートナイト下北沢2025」は、2022年にスタートし、今年で4回目を迎えるアートフェスティバル。下北沢が持つ多様なカルチャーやコミュニティをアートで繋ぎ、”文化の交差点”として、新たな価値や賑わいを創出したいという願いが込められている。
目玉は毎年SNSでも話題となる「月」の巨大アート。「下北線路街 空き地」に展示されるするLuke Jerramによる直径7mの「Museum of the Moon」は、遠くからでも圧倒的な存在感。近づけば、月のクレーターの細部まで表現された精巧な美しさに目を奪われる。
「BONUS TRACK」隣接駐車場には、Nelly Ben Hayoun-Stépanianによる「Schrödinger's Cats」を日本初展示。量子力学における思考実験「シュレディンガーの猫」をモチーフに、天文学や宇宙環境問題、宇宙とのつながりなどを表現する。普段入場できない東北沢駅屋上では、Takayuki Moriによる蛍光する糸で星座のモチーフが彩る天球状のドーム「Uranometria」の鑑賞も。幻想的で美しい世界を体験できる。
日本初展示作品「Schrödinger's Cats」と作家のNelly Ben Hayoun-Stépanian
また今年は、参加者自ら街や会場内を動き、目の前で演者のパフォーマンスを観ながら、物語の一部として作品に参加する没入型エンターテイメント「イマーシブシアター「猫町」も初開催(有料、土日祝のみ)。下北沢周辺を終の住処とした詩人・萩原朔太郎をモデルに、下北沢駅前広場から世田谷代田駅までの街を巡る作品では、イヤホンから語りかけられる主人公の声の導きにパフォーマーの演技も加わり、街を歩きながら現実と幻想が入り混じった物語の深層へ進んでいく、新体験を味わえる。
ほかにも、シモキタカルチャーのひとつ「音楽」ならではの企画として「月」をテーマにした音楽ライブやイベント、エリア内の施設や店舗が一体となって展開するアート展示、ワークショップ、グルメ、映画など、さまざまなジャンルで「月」にまつわる約100の企画が集結する。
イベントは、9月19日(金)から10月5日(日)まで。大人から子どもまで誰もが楽しめる、地域を盛り上げるアートフェスティバルで、秋の夜長に浸ってみては。