東京の街が写真で染まる24日間。日本最大級の都市型フォトフェスティバル「T3」エリアを拡大して開催
2025/09/09 文:Meadow編集部
「T3」は、日本最大級の都市型フォトフェスティバル
日本最大級の都市型フォトフェスティバル「T3」が今年も開催。
2017年にスタートした「T3」では、写真を通じた文化観光の促進を目指す都市型フォトフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」、アジアのギャラリーやアーティストが集結するアートフォト市場を形成し、写真文化を牽引するアートフェア「T3 PHOTO ASIA」、アーティスト、キュレーター、批評家を対象とした育成プログラムを提供し、次世代の文化担い手を支援するプログラム「T3 NEW TALENT」の3つの柱を通じて、写真芸術を軸に新たな価値を創出し、次世代へと文化をつなぐ場を提供。昨年は75万人以上が来場するなど、文化と経済の相乗効果を生み出しながら成長を遂げてきた。
10月4日(土)〜10月27日(月)まで開催される今年の「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、「庭 / Garden」がテーマ。人工的につくられた「都市」に「庭」を持ち込むことで、偶発的な出会いや交わりを生み出し、新しい風景を創造する。
企画展の一つ「City as Garden」では、「都市」を固定されたインフラとしてだけでなく、人の行為や視線によって耕される「創作の庭」と捉え、スティーブン・ショアやメリッサ・シュリークをはじめとするアーティストが思い思いの世界観を表現。
会期中に開催される「T3 Talk Program」には、ポンピドゥーセンター、MoMA、V&Aなどから国際的な名キュレーター10名が集う豪華トークイベントも。
© Stephen Shore
© Melissa Schriek
そのほか、アジアにおける写真表現の先駆者と称される中国の伝説的作家、ラン・ジンシャン(1892〜1995)のヴィンテージ・プリントを通じて、台湾にスポットを当てる「Masters展」、「The Shape of Asian Landscapes: Then and Now」をテーマに、アジア各地から集まる新進気鋭のアーティストとベテラン作家の双方にフォーカスした「Discover New Asia」など、24日間に渡り、写真にまつわる様々な企画で八重洲、日本橋、京橋、銀座エリアを盛り上げる。