植物を、暮らしへ。千葉・大多喜に「大多喜有用植物苑」誕生
2026/02/22 文・Meadow編集部
千葉県・大多喜町で長年親しまれてきた「大多喜ハーブガーデン」が、「大多喜有用植物苑」として2026年2月20日にリニューアルオープン。“ハーブガーデン”という枠を超え、植物を観る場から、暮らしへとつなげる場へ。これまで紡がれてきた歴史を引き継ぎながら、植物の恵みを日常へと持ち帰る新たな拠点として再始動した。
「有用植物」とは、食用・薬用・観賞用など、野生・栽培を問わず、人の暮らしに役立つ機能を持つ植物のこと。同施設では、大多喜町の土壌に合った東洋古来のハーブや素材・染料となる植物を栽培しながら、食、建築、農業、染織など多様な分野のクリエイターと共に、プロダクトや体験としてかたちにしていく。
約6,000㎡の敷地には、植物に囲まれたガーデンを中心に、カフェ&レストラン、ショップ、蒸留・調香・染色などのワークショップを行うラボを併設。
ガーデンエリアには、アジアの植物を中心に構成された内庭「GARDEN HOUSE」、落葉樹や花木、果樹など四季を感じられる日本の植物をテーマにした外庭、子どもたちやペットと緑の中で過ごせる公園、ワークショップなどを展開する畑を併設した「OUTDOOR GARDEN & PARK」など、植物に囲まれながら滞在できる空間が広がる。
温室内に位置する「CAFE & RESTAURANT」は、“味覚”を通じて植物と出会う場所。カレーやパンケーキなど日常の料理に有用植物を掛け合わせ、新たな発見をもたらす。
メニュー監修は薪火料理レストラン「maruta」などで活躍したシェフ石松一樹、全体ディレクションはロースタリーカフェ「Raw Sugar Roast」などを手掛ける小田政志、ドリンク監修はノンアルコールドリンクプロジェクト「Bar Straw」の立ち上げなどに関わる赤坂真知と、各分野で活躍するクリエイターが名を連ねる。
併設のショップでは、滞在中に触れた植物の魅力を日常へと持ち帰るためのプロダクトを展開。植物そのものに加え、焼き菓子やブレンドスパイス、フレッシュハーブ、ジャムなどの加工品、苑内で実際に使われている家具や植物苑とゆかりのあるアートピースなどが並ぶ。

