ベトナムの文化と哲学を体現するレストラン「Nén」が日本初上陸
2025/08/31 文:Meadow編集部
「Nén Tokyo」
ベトナム・ダナン発のモダンベトナムレストラン「Nén」が世界初となる旗艦店「Nén Tokyo」を代官山にオープン。
「Nén」は、「Consciously Vietnamese(=意識的にベトナムらしく)」をコンセプトに、使用する食材の約99%をベトナム国内から調達し、自然・文化・人生のストーリーをテーマとしたコース料理「Sto:ry Menu」を提供。食を単なる味覚ではなく“体験”として届けるその哲学が高く評価され、2024年にはベトナム国内で初めてミシュランガイドのグリーンスターを獲得。2025年には2年連続で同賞を受賞するなど、サステナブル・ガストロノミーのリーダー的存在として世界で注目を集める。
シェフ Summer Le(サマー・レ)
「Nén」シェフ Summer Le
ダナン出身のSummer Leは、学生時代にベトナム料理を世界に伝えるため、料理ブログを開始。10年以上にわたり情報を発信し続けたのち、2017年にダナンでファインダイニング「Nén」を創業。ベトナム料理とその文化に対する深い知識に裏打ちされた、味わいのみならず物語性や社会的背景を含めて“体験”として届けるスタイルは、国内外で高く評価されている。また、大学時代には日本・大分の立命館アジア太平洋大学に留学。そこで触れた日本の美意識や食文化は、彼女の料理観や空間づくりにも影響を与えている。
「Nén Tokyo」ではダナン店の哲学を受け継ぎながら、東京という都市の文脈に寄り添った新たな食体験を構築。ベトナムの自然や風土、文化的背景を感じさせることを核に、文化・自然・想いを一皿一皿に込めたコースを通じて、五感で味わう体験を届けていく。提供する料理はすべて“ストーリー”をベースに構成され、ベトナムの自然や文化にインスパイアされたテーマを軸に展開。「Nén Tokyo」では、東京におけるベトナム料理の新しい文化の発信を目指していく。
革新的なベトナム料理のテイスティング体験を提供する(画像はイメージ)