国内最大!没入型アートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」誕生
2025/10/14 文・西村佳芳子
チームラボ《メガリス》©チームラボ
アーティスト、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など各分野のスペシャリストから構成されるデジタルアート集団「チームラボ」。
国内外でデジタルアートの世界を切り拓いてきた彼らが、2025年10月7日(火)にオープンした「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」は、延べ面積約10,000㎡と、国内最大のミュージアムとなる。新しい作品群や日本未発表作品も多数公開され、物質の概念を超えた作品に身体ごと没入する体験を創り出す。
チームラボ《内に秘めた輝き》©チームラボ
注目は日本未発表の一つ、浮遊する巨大な彫刻《質量も形もない彫刻》。「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトに、ごく普通の石鹸と水と空気しか存在しない空間だ。泡が作り出す“彫刻”に人が入り込むことで、ちぎれたり、修復したりしていく。
チームラボ《質量も形もない彫刻》©チームラボ
そのほか、初公開作品の《メガリス》、《生と回帰の儚い抽象》、教育的プロジェクトをテーマとした複雑で立体的な創造的運動空間「運動の森」や、共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」、《スケッチファクトリー》など、50以上の作品群で構成される。
チームラボ《生と回帰の儚い抽象》© チームラボ
チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ
《スケッチファクトリー》は、来場者が《グラフィティネイチャー》や《スケッチオーシャン》で描いた生き物を、缶バッジ、マグネット、パズル、ハンドタオル、Tシャツなどのプロダクトにして持ち帰れる工場だ。
チームラボ バイオヴォルテックス 京都
チームラボ《Nirvana: Fleeting Flower Shimmering Light》©チームラボ
「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」は、京都市が推進する京都駅東南部エリアにおける街づくりプロジェクトの一環。京都駅からは徒歩圏内とあって、遠方からのアクセスもしやすい。
京都府京都市南区東九条東岩本町21-5
開館時間9:00〜21:00(19:30最終入館)
*開館時間は変更になる場合あり。
*休館日は公式ウェブサイトでご確認を。
チケット購入
https://www.teamlab.art/jp/e/kyoto/

