赤坂に新たなフードホール「kaiwaii akasaka」がオープン!地域の社交場として、大人を満足させる店が充実。
2025/11/06 文・西村佳芳子
1階・2階のフードホール「kaiwaii akasaka」には、個性豊かな13店舗が出店。
グルメなビジネスマンが頼りにする街、赤坂に新たな飲食空間がオープン。オフィスビル「H¹O赤坂」を舞台に、野村不動産がトランジットクリエイティブと作り上げる「kaiwaii akasaka」だ。仕事の合間に立ち寄れるフードホール、深夜まで楽しめるスナックやミュージックバーなど、赤坂のカルチャーにフィットする店が集まる。
ふらっと立ち寄る、賑やかな横丁
街と緩やかにつながる建築デザインで、カジュアルに楽しめる1階。
全42席のテラスも備える1階には4店舗が入居し、横丁の雰囲気を作り出している。産地直送の播州百日どりを使った「ノノトリスタンドアカサカミツケ」では焼き鳥や唐揚げ、鶏餃子を。「やきにく 梵厨」では、赤坂の「鮨 大谷」の大将が監修するというユニークで上質なおまかせコースをカジュアルに。大阪で人気の料理人小林岳が手がける「FORGO GAKU」では、得意の肉料理とフィンガーフードにワインを合わせて。シメにおすすめなのは、福岡で評判の「餃子 おそ松」。このフロアだけでもハシゴ酒が楽しい。
ディープな夜を演出する大人の遊び場
ゆったりとしたカウンター席のほかテーブル席も用意し、さまざまなシーンに利用できる。
9店舗が並ぶ2階は、もう少し腰を据えて料理をいただくイメージだ。個室も備える肉割烹「清喜 朔」では滋賀県の木下牧場から届く「木下牛」を用いたステーキや生肉料理、「理想の町寿司」と謳われる宗達グループの新店「すし抱一」では高級寿司を手軽に。和の出汁や旬の日本食材を取り入れた中華ビストロ「赤坂夜舟」、無添加素材を使ったお好み焼きの名店「やきやき三輪」と、目の前で料理が仕上げられるライブ感も、気分を高める。
さらに、大久保で絶大な人気を誇る「ホルモン船 ホールちゃん」の移転オープン、馬刺しや無農薬野菜など生産者直送の素材を使う「熊本牧場直営 木本商店」と、素材の味を生かした料理をリーズナブルにいただける店も充実している。
エネルギッシュで新しい酒場を体験
夜も更けてきたら訪ねたいのは、深夜まで楽しめるバーの数々。2階の一角には、おばんざいコンカフェバー「愛花沙華」、ファッション・音楽・アートなどカルチャーを掛け合わせた「スナック ルージュ」、1960年から2020年代までのロック・ミュージックに包まれる「Bar FLOWERS」と、今までにない体験ができる店が揃い踏みする。
13階にはルーフトップバー「PACHA Craft Beer Tacos」も。国産クラフトビールとカクテルを提供し、7種のシグネチャーカクテルをお供に、赤坂の夜を堪能できる。
1階と2階を繋ぐ階段は、キャバレーのようなムード。その先には「もし赤坂の惑星があったら?」をコンセプトに赤坂の地形を球体にマッピングした、グラフィックアーティストYOSHIROTTENによるアート《PLANET A》が飾られる。

