Shake Shack日本10周年記念—ミシュラン2つ星の日本料理店「傳」と2日間限定コラボレーション
2025/11/10 文・西村佳芳子
ハンバーガーだけでなく、チーズフライ、フィフティフィフティ、コンクリートと、Shake Shackの名物を長谷川シェフ流に。セットのみの販売で5,500円。
ニューヨーク発のハンバーガーレストラン「Shake Shack」は、2025年11月13日(木)で日本上陸10周年に。世界のShake Shackで人気企画となっているトップシェフとのコラボが、11月15日(土)、16日(日)に実施される。今回パートナーとして迎えられたのは、ミシュランガイド東京で2つ星を獲得する日本料理店「傳」の長谷川在佑シェフ。日本一号店の外苑いちょう並木店にて提供される、2日間合計500食限定というスペシャルなメニューとは?
Shake Shackが信頼するトップシェフとのコラボレーション。
長谷川在佑シェフ。2008年、29歳で独立し開いた東京・神保町に「傳」は、わずか3年で「ミシュランガイド東京2011」の二つ星を獲得。
自身も大のShake Shackファンだという長谷川シェフは、実は2016年の日本上陸1周年企画にも参加している。Shake Shackチームたっての希望で再びのコラボが実現したが、シェフコラボ史上2度登場するシェフは初めてだという。1周年のイベントでは、きゅうりのマリネや赤味噌と山椒を使ったソースで仕立てた1日限定の「DEN Shack」を開発し、好評を博した。そして今回は9年ぶりのコラボレーションが実現。1周年企画とは異なるレシピが考案されている。
懐かしくも新しい、和と洋を融合させたイノベーティブなアイデア。
傳シャック (10th Anniv.)。鰻にもパティにも負けない味わいの奈良漬が味わいにリズムをつけ、ハーモニーを高めている。
長谷川シェフが掲げたのは「これまでにない新しいバーガー」というテーマ。なんと、メイン食材には鰻が選ばれた。海外ではスモークして肉料理と合わせることも多いといい、ビーフパティとの相性に着目。捌いてからエイジングすることで脂の旨みを引き出し、パティと同様にスマッシュ(鉄板で押し付けながら焼く方法)し、皮目をパリッと仕上げている。1周年企画でも使用した自家製山椒ソースをアクセントに加え、刻んだ奈良漬やほろ苦いセルバチコを組み合わせ、世代や国を問わず楽しめる味が完成した。
コースのように一連で味わう「スマイルセット」。
甘辛く柔らかい牛頰肉の煮込みをトッピングした、牛頬肉とブルーチーズフライ。定番のチーズソースに加え、芳醇なロックフォールをトッピング。
今回登場するのはハンバーガーにとどまらない。サイドメニュー、ドリンク、デザートまで長谷川シェフが手がけ、「スマイルセット」として発売する。長谷川シェフもShake Shackのメンバーもワクワクして作り上げた思いが「スマイル」に込められている。
つゆひかり フィフティフィフティ。人気のオリジナルレモネードに、「傳」で提供する水出しの日本茶を50:50の割合で合わせた清涼感あるドリンクだ。
アイスデザートの発酵パンショコラクリート。長谷川シェフが好きだという秋田のペストリーショップ「STOVE+」のショコラ、クローヴ入りほうじ茶が、口溶けのいいバニラフローズンカスタードに混ざり、重奏的な味に。
アイスデザートの発酵パンショコラクリート。長谷川シェフが好きだという秋田のペストリーショップ「STOVE+」のショコラ、クローヴ入りほうじ茶が、口溶けのいいバニラフローズンカスタードに混ざり、重奏的な味に。
ファインダイニングをルーツにもつ創業者ダニー・マイヤーの精神を受け継ぐShake Shackの思いが形になったこの企画。安心安全なアンガスビーフを100%使ったパティや体に優しいシロップなど、”Stand for something good”を大切にした造りはもちろん健在だ。
開催期間の11月15日、16日は、店の前に広がるいちょう並木の黄葉が見頃。
Shake Shack
東京都港区北青山2-1-15
https://shakeshack.jp/

