“わがまま”でいい─ 夢のような食体験が叶う、京都・東山の和食ダイニング「くろどう」
2026/01/09 文・Meadow編集部
「くろどう」エントランス
昨年秋、京都・東山の静かな庭園の中に、ひとつの和食ダイニングが誕生した。
「くろどう」は、八坂神社や清水寺をはじめとする、京都を代表する名所が集まる歴史の中心地、東山にある「THE SODOH」敷地内にオープン 。
京都で和食と聞くと、背筋が伸びるような緊張感を想像するかもしれない。けれど「くろどう」が目指したのは、形式に縛られない、いまの感覚に寄り添った和食体験だった。
「THE SODOH」は、1929年に建築された日本画家・竹内栖鳳の旧邸宅とアトリエをリノベーションし、2020年にバンケット会場としてオープン。
ここで、長年愛されてきたメインダイニングが、和食の名店「くろぎ」のオーナーシェフ黒木純監修のもと、「くろどう」という和食ダイニングへリニューアルした。
京都の名所に囲まれた「THE SODOH」
「THE SODOH」の敷地に足を踏み入れるとエントランスへと続く石畳がゲストを迎える。
エントランスをくぐれば、釘を使わない宮造りの技法で建てられた、高い吹き抜けの空間が広がる。アンティーク家具を取り入れたインテリアが配され、伝統的な建築でありながらもモダンな印象を与える設えだ。格子窓や海外から輸入されたシャンデリアなど、建築当時の意匠も随所に残されている。
エントランス前の石畳
リニューアルした「くろどう」
ここで提供されるのは、「好きなものを、好きな調理方法で、好きな分だけ味わってほしい」という考え方を軸にした和食体験。磨かれた技術と選び抜かれた食材をもとに、調理法まで含めてその日の気分や食欲に合わせた一皿に応えていく。
希望者にはコースメニューの用意もあるが、この形式にとらわれない自由なスタイルが、「くろどう」らしさを象徴する(ランチはコースのみ)。
昼は自然光が差し込み、夜は照明を落としたダウンライトのもと、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめる。
日本料理「くろぎ」オーナーシェフ 黒木純
1978年、宮崎県有数の割烹料理店を営む両親の下に生まれる。18歳にして料理人を目指して上京。日本最高峰の割烹であり、和食の神とも言われる西健一郎氏の「京味」など、名だたる名店で修業を重ね、経験と技を積み上げ、2010年に東京、湯島「くろぎ」のオーナーシェフとなる。2011年・2012年には「ミシュランガイド東京」にて星を獲得。2012年10月にオンエアされた料理対決番組「アイアンシェフ」では、新たな「和の鉄人」として登場し、「若き鉄人」として注目を集める。2014年には、”和菓子文化の発展”という志を掲げ、本郷の東京大学構内に隈研吾氏設計による和菓子店「廚(くりや) 菓子 くろぎ」をオープンさせる。2017年3月、お客様により一層の手厚いおもてなしをするために本家「くろぎ」が湯島から芝大門に移転。日本料理研鑽会の一員となり、和食文化発展の一翼を担う。
形式よりも、その日の感覚を大切にする食事のかたち。
京都・東山の由緒ある庭園の中で、自分らしい「わがまま」な食体験を堪能しよう。
四季を楽しむ八寸
うにとキャビアの半田そうめん
テーブルサイドで作る、WAGAMAMA手巻き寿司
くろどう
京都市東山区八坂通下河原東入る八坂上町366
https://kurodoh.com/
https://www.instagram.com/kurodoh/

