都市の上空に生まれた“自然のサンクチュアリ”。米国発サステナブルラグジュアリーホテル「1 Hotel Tokyo」が赤坂に誕生

2026/03/07

米国発のサステナブルラグジュアリーホテルブランド「1 Hotels」が、アジア初進出となる「1 Hotel Tokyo」を2026年3月5日に開業した。自然との共生をブランドの核に掲げるこのホテルは、まるで都市の上空に広がる“天空のサンクチュアリ”だ。 

「1 Hotel Tokyo」は赤坂トラストタワーの38階から43階に位置し、皇居外苑や東京タワー、都心のスカイラインを一望するパノラマビューが広がる。全211室を備える館内は、サステナブルな素材や植栽、手仕事のディテールを取り入れたデザインで構成され、都市にいながら自然を感じられる穏やかなリトリート空間となっている。 


自然を建築に取り込む「バイオフィリックデザイン」

「1 Hotels」を象徴するのが、自然との調和を重視したバイオフィリックデザインだ。館内には、豊かな植栽や自然をモチーフにした意匠が随所に取り入れられている。 

地上階では、都市の喧騒から自然の空間へと導くようにデザインされたグリーンウォールが設けられ、エレベーターで上昇する体験は“木の幹を登る感覚”をイメージ。38階のロビーでは、青々としげるキャノピーのような空間が広がる。 

そのほか、壁には皇居の堀の石垣にオマージュを捧げる大谷石を使用し、気流を表現した天井のディテール、雲のモチーフを取り入れた壁面のデザインなど、東京の風景や歴史と結びつけながら自然界から着想を得た要素を散りばめた。


ホテルの滞在を彩る3つのダイニング

食の体験も、このホテルの体験を形づくる重要な要素のひとつだ。館内には、時間帯によって表情を変える3つのダイニングを併設。

シグネチャーレストラン「NiNi」は、“二つの海岸、二つの文化”をテーマに、南仏リヴィエラのエレガンスと日本の繊細さを融合させた料理を提供する。プロヴァンスのハーブやオリーブオイル、魚介や柑橘類をベースに、日本の季節感と調理法を重ね合わせたメニューが特徴。 週末には、リヴィエラに着想を得た豪快なシーフードプラッターなども提供され、ゆったりとしたブランチを楽しめる。

「Spotted Stone」は日本のクラフトジンを主役に据えたバー。50種類以上のジンを揃え、蒸留技法やそれぞれのジンに込められた哲学が“リビング・ライブラリー”としてキュレーションされ、一杯のグラスを通じて日本の多層的な蒸留文化を体験できる。日中は、軽食やティータイムを楽しめるラウンジとしても機能する。

「Neighbors Café」では、職人が淹れるコーヒーや上質なティー、ウェルネス志向のフードやスイーツを提供。宿泊ゲストのみならず、近隣の人々の日常にも溶け込む場所として設計した。 


都市の上空で整うウェルネス・サンクチュアリ

ウェルネスもまた、「1 Hotel Tokyo」の大きな柱だ。

「バンフォード ウェルネス スパ」は、オーガニックでサステナブル、かつホリスティックなライフスタイルの先駆者であるキャロル・バンフォードとのパートナーシップにより誕生。指圧やリフレクソロジー、呼吸法など、古来の知恵と現代のセラピーを融合し、心身の健康を育むためのフェイシャルやボディトリートメントを提供する。

さらに、24時間利用可能なフィットネスジムや屋内プールも完備。自然光が差し込む空間で、都市の喧騒から離れた穏やかな時間を過ごすことができる。 


自然と共生するラグジュアリー

このホテルの根底にあるのは、「1 Hotel」という名前にも込められた哲学だ。私たちの住む地球は、たったひとつしかない—だからこそ、世界を旅する人こそが、その世界を大切にすべきだという考え方である。

館内では、エネルギー効率の最適化や雨水の再利用、再生素材や自然素材の活用など、環境への配慮が細部にまで行き渡る。サステナブルなデザインと建築、そして快適な滞在体験を両立させた、新しいラグジュアリーのかたちを提示している。


 1 Hotel Tokyo

東京都港区赤坂二丁目17番22号
https://www.1hotels.com/tokyo

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