アマン創業者が手がける新ブランド「Azuma Farm」、岩手・小岩井の森に誕生

2026/04/24 文・Meadow編集部

世界を代表するラグジュアリーホテルブランド「Aman Resorts」創業者、エイドリアン・ゼッカが手がけるブランドAzumiによる新たなリゾートブランド「Azuma Farm」。そのひとつ目の拠点となる「Azuma Farm Koiwai」が、2026年4月23日、岩手県・小岩井農場の豊かな自然環境の中に開業した。

「Azuma Farm」は、“A Down to Earth Farm Stay(大地を感じるファームステイ)”をコンセプトに、日本各地に広がる豊かな自然と文化を次世代へと継承することを理念としたホテルブランド。土地に根付く営みに光を当て、その土地ならではの文化や風土を守りながら、自然と人の営みが調和する「Farm Life」のあり方を提示する。


130年の歳月が息づく、小岩井の森

「Azuma Farm Koiwai」が立つ小岩井農場は、かつて火山灰に覆われ草木さえも育たなかった荒野が、130年以上の歳月を経て多様な森へと再生。約3,000ヘクタールにも及ぶこの広大な森は、人が自然を開発するのではなく、自然とともに生きるという選択のもと育まれてきた。

小岩井農場は創業当初より、広葉樹を中心とした植林を行い、現在も森を育てながら季節の移ろいや多様な命を守り続けてきた。その森の一角、約8ヘクタールの牧草地に「Azuma Farm Koiwai」は誕生した。

敷地内には、24室のゲストルーム、レストラン、ラウンジ、プライベートサウナなど、それぞれが独立した建物として、岩手山をのぞむ広大な自然の中に点在する。


自然と響き合う、滞在のかたち

建築デザインは、京都を拠点に活動し、伝統的な日本建築を中心に手掛ける六角屋の三浦史朗が担当。東北の大地が持つ広大さや力強さ、そしてこの地を愛した詩人・宮沢賢治の作品から感じられる静かな神秘性も、空間の中に織り込んだ。

ゲストルームは敷地内の木立に沿うように点在。赤松や檜をはじめとする小岩井の地で育った天然素材を用いて自然風景と静かに呼応する。

3棟からなるプライベートサウナには、薪火サウナと水風呂に加え、暖炉を囲むリラクシングチェアや自然を望むデイベッドを備える。

レストランでは、「Farm Life」を感じながら、東北の食材を中心とした料理を提供。小岩井周辺で採れるの山の幸に加え、三陸の海の幸も取り入れ、四季の移ろいを味わえる食体験を提案する。


Azuma Farm Koiwai

岩手県岩手郡雫石町丸谷地68-77
https://azumafarms.com/

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